■原点に帰った作物づくりを■
平成13年9月に設立された「ガーデン生産組合」は、従来型の化学肥料と農薬多用の生産方式を見直し、農業の原点に帰り未来社会を支えることのできる新たな農業経営システムを構築するため、着々新しい取り組みをしてきました。 1期目の5年間は人材の育成、試験栽培およびデータ 収集、販路確保等に取り組んできましたが、19年度からは新たな取り組みを計画・実践、ただ、単に安全でおいしい作物を作るだけでなく、福祉、健康、環境に密接に関係を持ち、貢献できる農場をめざしています。
■19年度からの主な取り組み■
1)地域住民参加型加工食品生産所の計画 2)レストランの立ち上げ 3)食品生産事業所と共同研究 (農場の麦でパンの製造等) 4)山菜薬草の基礎研修 5)高齢者の健康維持 ▼「エコファーマー」認定取得 持続性の高い農業生産方式(土つくり、化学肥料、化学農薬の低減を一体的に行う生産方式)を導入、平成19年6月20日鹿児島県知事から「エコファーマー」の認定を受けました。 ▼産直販売 農場の生産物を18年度は300箱(10kg入) 販売。19年度は夏300冬300箱を販売する予定です。 ▼甘酒、こんにゃく、漬け物等の製造 高齢者の方の持つ経験や知識、知恵を借りながら、昔ながらの安全でおいしい加工品の製造を目指します。 ▼鶏の試験放牧 270本の梅林に鶏を放牧することで、雑草を採る手間を省き、各施設から回収した残飯をエサとして与えて、おいしい鶏肉を施設に 供給する予定